介護職の職場選びでまずやること

介護職の人が職場選びをするときに、まずやるべきことは次の3つです。

職場についてリサーチ

まずは介護施設のホームページをチェックしたり、説明会や職場見学に参加して、さまざまな職場を実際に目で見てみましょう。

企業によってはブログなどを運営しているところもあるため、働くイメージがより湧きやすいかと思います。
人間関係や職場の雰囲気を理由に転職を考える方も多いので、その点が自分にマッチしているかはとても重要です。

福利厚生や給与、待遇などを確認

次に福利厚生や給与、待遇についてしっかり調べておきましょう。

転職を考える人の中には「福利厚生に不満がある」「給料が低いこと」が原因という人もいるはず。
求人やホームページの内容をしっかり確認して、自分の求める条件に合っているか見極めましょう。

その職場で働きたい理由を考える

「どうしてその施設で働きたいか」その理由をじっくり考えましょう。

「ほかにいいところがなかった」という消去法や「すぐに雇ってもらえそう」のような消極的な理由であれば、働き始めたとしてもなかなか長続きはしません。どのような職場でも、働くということはそれなりに大変なこともあるからです。

自分がモチベーションを持って働ける職場を探すために、その企業に惹かれる理由を探してみてください。

介護職の職場を選ぶときに見るべき6つのポイント

介護職の仕事では次の6つのポイントに注目しながら、自分の中の軸を作って職場選びをしてみてください。

応募条件

応募条件に「経験者歓迎」「資格取得者のみ」と掲げている場合は、即戦力が求められています。介護の入門資格である介護職員初任者研修を取得していると、応募できる求人の幅も広がります。

とはいえ、人手不足の介護業界では、未経験者歓迎の施設も多く存在します。
まずは、自分の現在の状況と求人の応募条件を見比べて考えましょう、

給与や福利厚生

転職の理由になりがちなのが、給与や福利厚生です。

給与は介護施設によってさまざまです。経験年数や資格の有無によるため、応募の段階でしっかり確認しておきましょう。

福利厚生では、希望シフトが叶うかどうか、休暇は取りやすい環境かなどを確認します。
また、ライフステージによっては、産休・育休や介護休暇などが充実しているかをチェックすることをおすすめします。

勤務形態

フルタイムの正社員や派遣、パート、アルバイトなど、さまざまな働き方があります。自分の希望に沿った働き方ができるかを確認してください。

夜勤がある職場でも、必ずしも夜勤が必須ではない場合もあります。
子どもがいるなどの理由で、夜勤や休日出勤が難しい人もいるでしょう。そういった場合は、日勤のみで働ける職場で条件を設定して探すことをおすすめします。
ただし、夜勤が難しい場合は給与はその分抑えめになることが想定されるので、理解しておいてください。

業務内容

業務内容は事前にしっかり確認しておきましょう。施設形態や業態により、概ね想定できることもありますが、会社によりどこからどこまでが介護職の業務範囲なのかが異なります。

求人にはっきり記載されていないことも多いため、分からないことをリストアップして面接で質問することも可能です。

教育体制

職員のスキルアップを促進するために、資格取得制度を備えていることが多いです。スキルを高めていきたい人は、資格の受験料などのサポートや、研修に参加するためのシフトの融通があるかなどを確認しましょう。

2024年から義務化された「認知症介護基礎研修」に対する支援があるかどうかも重要です。就職先企業で無料で受けられる場合もあれば、自己負担のケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

また、キャリアアップを目指す人は、どの施設ではどんな人がどのようにキャリアを積んでいるのか把握しておきたいところです。
現役社員との座談会などの企画を行っている会社もあります。または、ホームページやブログなどでチェックするとイメージしやすくなります。

職場の雰囲気や方向性

職場の雰囲気や、企業理念、施設の方向性が一致しているかどうかはミスマッチを防ぐ上で重要です。

どこの施設でも、企業理念に基づいて独自の特色を打ち出していることがあります。
職場を見学し、施設の設備やご利用者様が過ごす様子、介護職員たちが働く様子を実際に見て、ここで働いていきたいかよく考えてください。

また、自分のやりたい介護ができる環境か、その職場の方向性を確認する場にもなりますよ。

介護施設の種類や特徴、選び方

介護施設にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴や提供するサービスを理解して自分のやりたい介護を叶える職場を選びましょう。

一人ひとりに寄り添う介護がしたい人向きの施設

ご利用者様に寄り添い、満足していただけるサービスを提供したい人は、少人数対応ができる施設がおすすめです。次の施設は、一人ひとりと向き合いやすい環境で、寄り添う姿勢を大切にすることができます。

・グループホーム
・有料老人ホーム
・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・小規模多機能型施設
・訪問介護

これらのうち、グループホーム、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム(ユニット型)は入居施設となっており、夜の見回りなども業務に含まれます

有料老人ホームは高齢者が暮らしやすいように配慮された居住施設であり、おいしい食事や娯楽設備など施設によってサービスに特色があります。要支援1~5まで幅広く受け入れているため、身体介助による負担が少ない施設も。

小規模多機能型施設は「通い」「訪問」「宿泊」ができるサポート施設です。

訪問介護は施設ではありませんが、支援や介護が必要なご利用者様の自宅に伺って、ご家族様ともコミュニケーションをとりながら生活をサポートするサービスです。

介護スキルを身につけたい人向きの施設

「より高い介護技術を身につけたい」「幅広い知識と経験を身につけたい」など上昇志向の強い人は、次の介護施設がおすすめです。

・特別養護老人ホーム(従来型特養)
・介護老人保健施設


入居型施設では、比較的介護度の高い方が入居されているので、必然的にスタッフの介護・介助も高いレベルが求められます。重度介助のため身体への負担も大きくなることがありますが、働きながら専門性の高いケアや、介護技術を習得することができます。

10名程度の少人数制でプライベートを守れる個室となっている特別養護老人ホームのユニット型と比べると、従来型特養は4人部屋の居室が中心でたくさんのご利用者が居住しています。
そのため、スタッフがチームで多数の方を介護し、コミュニケーションも多く、周囲から学びながら成長したいと思う人に向いているでしょう。

介護老人保健施設もまた在宅復帰をめざしてリハビリをする居住施設。医師や看護士、リハビリ専門職員など、多職種が連携し、サービスを提供します。定期的な研修もあるため、学ぶ意欲の高い人におすすめです。

日勤で働きたい人向けの施設

子育て中や体調面で心配がある人など、夜勤よりも日勤で働くことを希望する場合もありますよね。次の施設は、ほとんどの場合日勤のみであるため、自分のスケジュールや生活に合わせた働き方ができます。

・デイサービス
・訪問介護


先ほど紹介した訪問介護も日中に伺うことが多いため日勤で働けることもメリットですが、デイサービスも人気の施設です。

デイサービスは、在宅生活を送りながら介護サービスを受けられる通所施設です。
そのため入所施設に比べて、自立度の高いご利用者様が多く、ご自宅で自立した日常生活を送るためのサポートや在宅による孤立感の解消、心身機能の維持、ご家族様の介護の負担を減らすことなどを目的としています。

近年では、リハビリ型なども増えている傾向にあります。ご利用者様が在宅生活を継続できるように「前向きなサポートしたい」「お元気になるための役に立ちたい」「リハビリへの知識を深めたい」という方に特におすすめです。

次の記事では、デイサービスの仕事内容や面接対策についてご紹介しています。

介護職におすすめしたいポラリスでの働き方

株式会社ポラリスは、「自立支援介護で日本を元気にしたい」というビジョンを掲げ、ご利用者様の自立支援や歩行訓練のサポートを行う自立支援型デイサービスを運営しています。

各事業所では、介護スタッフがご利用者様とともに前向きになるゴールを設定。細やかな配慮をしたマネジメントでご利用者様やご家族様と寄り添いながら、要介護高齢者を元気にすることに取り組んでいます。

ポラリスのスタッフが口を揃えて言うのは、「ご利用者様が元気になっていかれる姿はやりがいを感じる」

ご利用者様としっかり向き合っていくプロセスにも感動を覚えます。

日勤で働きたい人にももちろんおすすめですが​、スタッフのスキルアップやキャリアアップも応援しています。

デイサービスというとスキルアップのイメージはあまり一般的ではありませんが、ポラリスでは「認知症介護基礎研修」が勤務時間内で無料で受講が可能であるなど研修制度が充実しています。

ぜひ本記事をご覧になった皆さんもポラリスを選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょう?

次の記事ではポラリスに転職したスタッフにインタビューを行っているので、ぜひご覧ください。

まとめ

介護職の職場の選び方では、自分に合っている環境を見つけることに苦労している人も多いでしょう。

まずは、施設の種類やその特徴を理解して、自分のやりたい介護に合っているかを見ていきましょう

自立支援型デイサービスを運営しているポラリスでは、たくさんの介護スタッフがスキルアップを体感しつつ、ご利用者様を元気にするために今日も活躍しています。

もしポラリスの働き方に興味を持っていただけたのなら、ぜひ採用情報をご覧ください!

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