プロフィール

ポラリスデイサービスセンター八尾老原(大阪府八尾市)

常勤 介護職
森田 好美


「祖母の笑顔が、私をこの道に導いてくれました」

――森田さん、今日はよろしくお願いします!まず自己紹介からお願いします。

よろしくお願いします!森田です。八尾老原事業所で介護職として働いて1年になります。まだ新人ですが、ご利用者様と毎日関わる中で新しい発見があって、すごく楽しいんです。

――介護の道に進んだきっかけって何だったんですか?

大学を卒業してからずっと介護の仕事をしてきました。小さい頃から祖父母と暮らしていて、おじいちゃんおばあちゃん子だったんです。「元気でいてほしい」という気持ちが自然と強くあって…。

実は5年前、祖母が2か月だけポラリスを利用していたんですよ。利用するまでは転倒が多くて心配していたのですが、通い始めたら転ばなくなったんです。自分からリハビリをするタイプではなかった祖母が、ポラリスで変化していく姿を見て「すごい!」と思いました。
たった2ヶ月で効果が出たんですよ!
その経験がきっかけで、ポラリスと別のリハビリ型デイサービスで働いていたんですが、「私はここで働きたい!」と思うようになりました。

――2ヶ月で効果が出るものなんですか?すごいですね!

祖母の場合は結構出てましたね。

ポラリスって、ご利用者様と一緒に目標を決めることが多いんですけど、祖母の目標は例えば、中学や小学校の友達と梅田で食事に行くこととか、家の周りを散歩することとか、そういう身近なことでした。

生活レベルとしては上がってたんですけど、ちょっと病気もあって実際の利用は二ヶ月くらいでしたね。でも、病気がなかったら、多分ずっとポラリスを利用していたと思います。

入社して最初にぶつかった壁

――入社して大変だったことはありますか?

「実はけっこう人見知りなんです(笑)。最初はご利用者様のお名前を覚えるだけでも緊張してしまって…。でも皆さんが優しく接してくださったおかげで、少しずつ距離が縮まりました。今では『森田さん!』と声をかけてもらえるのが本当に嬉しいです。

職員さんやご利用者様が優しくしてくださるので、今は楽しく働かせてもらっています。地元で馴染みやすいというのもありますが、話しやすい雰囲気のおかげで和らぎました。祖父母のお知り合いの方もいたりして、地元トークで盛り上がることもあります。事業所も家から徒歩3〜5分ほどなので、本当に身近な場所で働けている感じです。

――前職での経験が今に生きていると感じることはありますか?

「前職でも自立支援の仕事をしていましたが、当時は十分にできていなかったなと感じています。例えば、以前は利用者様が自分でできることでもつい「パッ」と手を出してしまうことがありました。今の職場では、できるだけ介助を控え、ご利用者様自身の力を引き出すことを意識しています。」

――やりがいを感じるのはどんなときですか?

『ここに来るのが楽しみ』と言ってもらえた瞬間は本当に嬉しいです。あと、『お散歩に行けるようになった!』とご報告いただいたときも感動します。ご利用者様の前向きな変化を一緒に喜べるのが、この仕事のやりがいですね!

初めての計画書づくりに奮闘中!

一緒にうつっているのは、同僚介護職タインさん。
――今はどんなことに挑戦していますか?

今、一番勉強しているのは『計画書作成』です!これまでは、ADL(日常生活動作)に特化した目標が多くて、例えば『転ばないように』とか、ご利用者様が安全に生活できることを中心に考えていました。でもポラリスでは、もっと生活に直結した目標を立てるんです。たとえば、『歩けるようになって買い物に行く』とか、『散歩に出られるようにする』といった目標です。

計画書を作るには、体力測定の結果を見たり、ご利用者様に直接『何をやりたいですか?』とお聞きして、一緒に目標を決めていきます。今までの職場では、こちらで目標を設定することが多かったので、ご利用者様と一緒に決めるのは初めてのことなんです。だから時間はかかりますが、副所長にアドバイスをもらいながら挑戦しています。

――ポラリスでは計画書難しいってよく言われますよね。それも大変なところですね

先月までは5人分の計画書に取り組んでいて、今月からは10人分に挑戦中です。一人でできるようになるのが目標で、少しずつ慣れてきていますが、やっぱり難しいところもありますね。ご利用者様の希望を反映させながら目標を立てるので、こっち主導で進められないところが大変です。でも、その分やりがいも感じています!

プライドを大切にした関わりを

――普段、ご利用者様と接するうえで心がけていることは?

一番大事にしているのは『プライドを傷つけないこと』ですね。介助が必要なときも、ただ『やってあげます』ではなく、『一緒にやりましょう』という声かけを心がけています。ご利用者様の目線に立つことを意識して、なるべく話しやすい雰囲気を作るようにしています。

日々の業務の中では、ご利用者様の様子を見て今日は調子がいいな、足の調子が悪いな、といったことも感じ取れるようになってきました。歩き方や体の流れを見ながら、必要に応じて本人にも聞いたりして、少しずつ判断しています。

まだまだ勉強中ですが、ご利用者様が安心して自分の力を出せるように工夫することを常に心がけています。

所長に聞く!森田さんと八尾老原の魅力

――石田所長から見て、森田さんはどんな存在ですか?

石田所長:若さと明るさで場を和ませてくれる存在ですね。まだ1年目ですが、ポラリスの自立支援介護に真剣に取り組んでくれているのが頼もしいです。計画書の作成など、新しいことにも前向きに挑戦してくれています。
穏やかで優しい性格を活かし、森田さんらしい形で利用者様の自立を支援する方法を学んでいっていただだければと思います。

――八尾老原では「卒業」を見据えた支援が特徴とのことですが、具体的にはどのように行っているのですか?

石田所長:私たちは『卒業』をキーワードにしています。契約時から『介護保険の卒業を目指しましょう』とご本人・ご家族にお伝えすることで、短期間で成果が出るケースも多いんです。

もともと八尾老原は自立支援介護に前向きで、利用者様の自律性を尊重するスタイルが強いんですね。契約の段階から『卒業できることは良いこと』とポジティブに伝えることで、後から『いきなり卒業』と言われて戸惑うことがないようにしています。ここで言う『卒業』は、ポラリスを辞めることではなく、介護保険の利用から卒業することを意味しています。スタッフ全員がこの方針を理解し、契約時から自然に取り入れています。

――契約の段階から「卒業」の話を自然に取り入れているんですね!

また、利用者様やご家族に納得してもらうための説明や声かけも重要です。状況によっては少し強めに促すこともあります。優しく声をかけすぎると依存が生まれやすいので、タイミングを見ながら適切な距離感で支援していくことがポイントです。

序盤から卒業を目標の一部としてちらつかせることで、前向きに取り組んでいただけるよう工夫しています。もちろん、伝えすぎて引かれてしまわないよう、タイミングや状況を見ながら声をかけています。

未来に向けて

ーー森田さん、これから挑戦したいことはありますか?

今できることを一つずつ増やしていきたいです。計画書の修正や月末業務も一人でできるようになりたいですし、ご利用者様の“卒業”に向けた支援にもっと関わっていきたいと思っています!



ーー最後に、これから応募を考えている方へメッセージをお願いします。

森田さん:ご利用者様に優しくお話できる方が入ってきてくれたら、とてもありがたいです。一緒に働くことで、ご利用者様の笑顔を増やしていける職場だと思います!

石田所長:
八尾老原は、明るく元気なスタッフがそろっていて、ご利用者様に真剣に向き合える職場です。これから一緒に学び、成長してくださる仲間を大歓迎しています。まずはぜひ見学に来てみてください!

まとめ

「ご利用者様の笑顔をもっと増やしたい」――森田さんはそう語ってくれました。おばあさまの体験をきっかけに飛び込んだポラリスで、人見知りという自分の壁を越え、今は前向きに挑戦を重ねています。所長や仲間に支えられながら、一人ひとりの「卒業」に向き合う姿は、まさにポラリス八尾老原の理念を体現していると感じました。

彼女の歩みは、まだ始まったばかり。
あなたもポラリスで、“誰かの人生を変える”やりがいと、共に成長できる仲間に出会いませんか?

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